日曜日は蒲田で

どうも、大変ご無沙汰しています。
またまた直前の告知になってしまいましたが、12月5日日曜日に蒲田の大田区産業プラザで開催される、第十一回文学フリマ(HP:文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント)に参加します。
今回は、前回諸事情により頒布できなかった05号をアップデートして持って行きます!

ソフラマ! 第05号 目次

  • 特集:杉井光
    • 杉井光作品総レビュー
    • 総論
      • ニート探偵アリスちゃんは駄目人間可愛い 高桑翌日
      • 「鈍感」な僕たちはそれでも繋がっている 守草賢哉
    • Labyrinth Lost プレイレポート
  • 評論
  • 創作
    • 空想プレパラート 矢倉裕
    • 月弓学園探偵クラブ 間宮篤
    • ベースボールの幽霊 高桑翌日
    • ミルクのたっぷり入った大人のカフェオレ 萱滴

ブースNo:エ-12

今回は本文172Pの大ボリュームとなりました。ちょっと荷物になってしまうかもしれませんがよろしくお願いします。
値段はこれまでどおり500円で頒布します(多分)。

内容ですが、今回はライトノベル作家杉井光」さんについて特集させてもらいました。複数レーベルで多様なジャンルを手がけている作家さんですが、今回はそのような多種多様な作品の中で共通する「作家性」みたいなものを見つけ出そうというねらいです。レビュー、作家論、ゲームプレイレポートなど、まったく知らない人から熱心なファンまでお楽しみ頂ける内容になっていると思います。

評論は、今回もまた、前号に引き続き、『ライトノベル積読会(HPライトノベル積読会hp)』のni-toさんに寄稿していただきました。昨今ライトベルの1ジャンル(?)として確かな地位を固めている「日常系・空気系」ですが、「○○系」という流行り言葉の常として、その実体がどうなっているのかは不透明なままです。この評論は特にライトノベルにおいて「日常系・空気系」と呼ばれる作品にどのような特徴があるのか、幅広い作品を比較し、共通点を見つけ出して示してくれています。これを読めば『ライトノベルの日常系』というものに対するかなりはっきりとした言葉を持つことができるのではないかと思います。必読。

創作は今回4本と過去最大のボリュームとなりました。ちょっと無理やり各作品にラベルをつけると、

  • 空想プレパラート……落ちモノ系なのに笑えない、ちょっとビターな恋愛(?)小説
  • 月弓学園探偵クラブ……美人探偵と世話好きな助手が活躍する、ライト・ミステリノベル
  • ベースボールの幽霊……野球を巡る家族の繋がりを描いたスポコンじゃない野球小説
  • ミルクのたっぷり入った大人のカフェオレ……駄目男に恋するヤン(キー)デレ小説

となっています。バリエーションに富んだラインナップになっていると思いますので、お楽しみに。


それでは、明日、蒲田でお会いしましょう。ブースはエ−12です。よろしくお願いします!

新刊落とします

先日告知しました、明日の文学フリマで頒布予定の新刊、『ソフラマ!第05号』ですが、編集上致命的なミスが見つかったため、サークルのメンバーで話し合った結果、今回の頒布を見送ることにしました。
楽しみにしてくださった方には本当に申し訳ありません。
明日は代わりに、05号の中のコンテンツである、レビュー12本をフリーペーパーで頒布しようと思います。
また、既刊である03、04号は予定通り頒布します。
今回の反省を生かし、次回の文学フリマではより質、量、ともに充実した内容の冊子をお届けしようと考えていますので、よろしくお願いします。

第十回文学フリマに参加します!

いよいよ三日後に差し迫った第十回文学フリマ(公式サイト:文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント)ですが、今回も参加させていただきます!ブースはV-04です。
今回の新刊、『ソフラマ!05号』の特集は『杉井光』です。また、小説もいつもどおり載っております。
以下目次です。

ソフラマ!第05号 目次

  • 特集:杉井光
    • 杉井光作品レビュー
    • 関連イラストレーター紹介
    • 総論
      • ニート探偵アリスちゃんは駄目人間可愛い 高桑翌日
      • 「鈍感」な僕たちはそれでも繋がっている 守草賢哉
    • Labyrinth Lost プレイレポート
  • 小説
    • 空想プレパラート 矢倉裕
    • ミルクのたっぷり入った大人のカフェオレ 萱滴

以上、全94ページ500円で頒布予定です。
また、『ソフラマ!04号』、『ソフラマ!03号』もいくつか持っていくつもりです。

また、今回条さん(id:inhero)さんのこちらの企画http://d.hatena.ne.jp/inhero/20100509/1273368435に参加させていただいています。杉井光作品レビューと小説、『ミルクのたっぷり入った大人のカフェオレ』にレビューを書いて頂きました。また、条さん自身、「PLAY-BOX PROJECT」というサークルで今回の文学フリマに参加されています(http://d.hatena.ne.jp/inhero/20100420/1271765978)。ブースはT-17です。こちらも是非。

それでは、よろしくお願いします!

コミケ(C77)に参加します!

告知が直前になってしまいましたが、ソフラマ、コミケにも参加します!
C77の三日目、12月31日(木)の西地区“れ”-23aです。なぜか壁ですw 
文フリと同じく、ソフラマ第03号と第04号を持って行きます。それぞれ一部500円です。04号は若干残部が少ないので、万が一、売り切れてしまったらご容赦ください(おそらく心配ないと思いますが)。
また、「ライトノベル積読会」のni-toさんより、『適当ライトノベル読本 vol.6』を委託販売する予定です!
http://d.hatena.ne.jp/ni-to/20091230
特集は「ネットワークゲーム」とのこと。二日目にも“ま”-38bで配布されています。こちらも500円での頒布となりますのでよろしくお願いします!

文学フリマお疲れ様でした

少し日にちが経ってしまいましたが……、十二月六日に開催された第九回文学フリマに参加してきました。
朝から大田区産業プラザPioに出かけて会場で売って買ってお話して、そして無事終えて帰ってくることができました。当日お会いした方、本を買ってくれた方、ありがとうございました。

また、ソフラマ04号の誤字について指摘をいただきました。この場でお詫びします。

2009冬の文学フリマに参加します!

12/6に行われる、第九回文学フリマ(文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント)に参加します!
頒布予定の冊子は『ソフラマ!』の03号と04号です。新刊は04号のほうになります。

新刊の目次はこんな感じです。

ソフラマ! 第04号
特集:二〇〇〇/ゼロ年代ライトノベル特集

評論

小説

  • 迷宮maze 高桑翌日
  • 姪っ娘注意報! 萱滴

いつもどおり、特集、評論、小説の三本立てです。

特集は別名『二〇〇〇年代ライトノベル入門』でもありまして、取り上げている作品はここ十年間でおそらく人気になったであろう作品を中心にチョイスしています。なのでライトノベルに普段あまり触れていない方にも、手に取って頂きたいなと思っています。
また、特集で高桑と守草が書いている文章ですが、ゼロ年代が僕たちにとってどのようなものだったのか、を語っている文章です。高桑の文章はライトノベルの断絶について、逆に守草の文章はライトノベルの繋がりについての考察を書いたものとなっています。
現在20歳前後の僕たちにとって、この十年間というのはリアルタイムにライトノベルに触れてきた時代でもあるわけで、そして僕たちが感じてきた十年間というものに対して(もちろん誰にとってもそうですが)僕たちなりの見方がある、ということを考えながら特集を組んでみました。今回は特に、作っていて楽しかったですw

評論は、以前ソフラマを委託して頂いた、ライトノベル積読会id:ni-toさんに原稿を頂いています! 本当にありがたいです。
内容は、桜庭一樹の『ブルースカイ』に東浩紀の『ゲーム的リアリズムの誕生』で論じられている「環境分析的読解」を用いて分析してみよう、という論です。以前から、『ゲーム的リアリズムの誕生』で語られていたことが作品読解の場であまり生かされてなくてもったいないなぁと個人的に思っているのですが、この評論はストレートにそこを論じてくれています。逆に、環境分析的読解とはどういうものか全然知らないという方にもそういう読み方を紹介してくれる評論でもあります。新しい読み方を広げる、という点で、おもしろい評論であると思います。

小説のほうは、高桑の作品は『されど罪人は竜と踊る』のスピンオフ、萱の作品は姪と大学生とのラブコメとなっています。詳しい内容にはここでは触れませんが、手にとって読んでいただければと思います。雰囲気としては両極端なのでどちらかは気に入ってもらえるかもしれませんw

さて、第九回文学フリマ大田区産業プラザPioで行われます。
会場へのアクセスは、こちら(会場アクセス)をご覧ください。「ソフラマ」のブースはR-2です。よろしくお願いします!

また、今回id:ibuseさんの、『本当はこの文章系同人がすごい』を委託しておりますので、そちらもよろしくお願いします。文章系同人誌で『このライトノベルをがすごい!』みたいなことをやろうという、とてもおもしろい試みの冊子です。是非、文フリのお供にどうでしょうか。

※お詫び
ソフラマ03号の守草賢哉の『キャラクターからプレイヤーへ』の本文のタイトル見出しが、『プレイヤーからキャラクターへ』となっていました。正しくは『キャラクターからプレイヤーへ』です。大変申し訳ありませんでした。

ソフラマ!第03号訂正

こんにちは高桑です。
今回ソフラマ03号に僕が書いた「スマガ論 ―男の子が空から落ちてくる物語―」ですが、本文中に間違いがあったので訂正させていただきます。
本文38ページで「『イリヤの空、UFOの夏』では、浅羽が南の島へたどり着き、そこで一人ながら平和に暮らすというラストを迎える。」となっているのは間違いで、イリヤではこのようなラストは迎えていませんでした。
今回コミケで売る第二刷では修正してあります。申し訳ありませんでした。